ESGの取り組み

  スタートトゥデイではESG(Environment/環境・Society/社会・Governance/ガバナンス)に関する課題に積極的に対応していくことが、ステークホルダーをはじめ、一般社会との持続的な共存・共栄につながると考え、取り組みを進めています。

環境 Environment

  当社ビジネスはファッションアイテムの受託販売を行う通販サイトを運営するZOZOTOWN事業が90%以上を占めるため、一般的なメーカーと比較すると環境負荷は低いのが特徴です。環境負荷は主に物流倉庫/オフィスワークの電力使用および商品流通で発生し、これらの省エネルギー化に注力しています。
  今後、プライベートブランド事業も本格化していくため、より一層の環境対策が不可欠となりますが、当社独自の生産手法で環境負荷を軽減できるよう尽力してまいります。

・物流倉庫内照明LED化による電力消費量の削減
  地球環境を守る「省エネプロジェクト」の一環として、2015年11月より、フルフィルメント業務全般を担う物流倉庫「ZOZOBASE(ゾゾベース)」(千葉県習志野市)の照明を、蛍光灯からステラージアLED社が提供する「直管型LED照明XW」に全て変更しております。従来照明器具によって消費されていた月当たりの平均電力消費量は18万kwでしたが、これにより7万kwまで低減いたしました。削減した11万kwの使用電力を、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出量に換算すると、1年あたり692トンに相当する削減効果となります。
  以後、すべての施設でLED照明を取り入れ、消費電力の低減や、蛍光灯に使用される水銀による人体・環境への影響に配慮しております。

・ZOZOUSEDにおける取り組み(※2018年6月末時点)
  ブランド古着の買取・販売を行うZOZOUSEDでも、さまざまな環境対策を行っています。
  2015年7月より「ZOZOTOWN買取サービス」にて、不要になった洋服を簡単に詰めて発送できるオリジナルの買取キット「リユースバッグ」の提供を始めました。リユースバックはダンボール・ガムテープ等の梱包資材要らずで発送準備ができる不織布製ファスナー付きバッグで、クリーニングすることで再利用が可能です。お客様の利便性向上はもちろんですが、現在リユースバッグの約60%を再利用できており資源利用効率を高めることで資源消費を抑えられています。
  また、2014年10月よりZOZOUSEDで商品化できないアイテムの引き取りを開始しました。引き取った商品は焼却や廃棄をせず、リサイクル業者への引き渡しを行っています。この取り組みにより、年間約500万点のリサイクル促進につながっており、焼却・棄却処分した場合の二酸化炭素排出量に換算すると年間9,410トンの削減効果となります。汚れなどにより商品化が難しいアイテムに関しても、クリーニングやメンテナンスを行うことで最大限再生化に努めています。

・プライベートブランド「ZOZO」における取り組み
  当社のプライベートブランド「ZOZO」は、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」で計測した体型データを基に、老若男女誰にでもぴったりサイズのベーシックアイテムを手の届きやすい価格で提供するブランドです。一般的な既製服によくある大量生産の工程を踏まず、1型あたり数千という膨大なサイズパターンを用意し必要量のみ生産するという在庫を極力持たない生産手法をとっています。
  さらに今後は、生産工程の自動化を進めることで、一人ひとりの体型に合わせたフルオーダーメイド「Made to Measure」での生産を実現しようと考えています。これにより、売れ残りによる破棄在庫の削減の他、サイズ違いによる返品も抑えられる等、生産や商品流通による環境負荷を軽減できると期待しています。

社会 Society

・地域との関係
  当社が長年拠点を置く、千葉市・幕張において、自分たちが働く街を自分たちの手で盛り上げていこうという考えの元、様々な取り組みを行っています。地域の皆様と一体となり同エリアの発展に貢献したいと考えております。

近隣施設・団体へのスポンサー活動
  当社が長年拠点を置く、千葉市・幕張において、自分たちが働く街を自分たちの手で盛り上げていこうという考えの元、様々な取り組みを行っています。地域の皆様と一体となり同エリアの発展に貢献したいと考えております。

ZOZOマリンスタジアム
  千葉マリンスタジアムのネーミングライツ(命名権)を取得したことにより、2016年12月1日より同スタジアムの名称は「ZOZOマリンスタジアム(ゾゾマリンスタジアム)」となりました。当社が運営するファッション通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の名称と、地域の方に馴染みの深い「マリン」を組み合わせて名付けられました。以後、プロ野球パ・リーグの千葉ロッテマリーンズファンの皆様や地域の方々に喜んでいただけるよう、千葉市や千葉ロッテマリーンズと協力した企画を随時実施しております。

ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA
  サッカー日本代表 本田圭佑選手の所属事務所「HONDA ESTILO株式会社」が運営するスポーツ施設「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA(ゾゾパーク ホンダ フットボール エリア)」のメインスポンサーとして、施設のネーミングライツを取得しております。同施設名は、社内公募の結果、幕張に子どもから大人までたくさんの人々が集い、新しい才能が開花する基点となってほしいという願いを込めて名付けられました。

プロサッカーチーム ジェフユナイテッド市原・千葉
  2018年5月、プロサッカーチーム ジェフユナイテッド市原・千葉とオフィシャルパートナー契約およびブランディングパートナー契約を締結しました。2015年より3年間にわたってオリジナルユニフォームをデザインするなど様々な取り組みを行ってきましたが、今後はより一層連携を強め同チームのブランディング構築支援も行っていく予定です。

ZOZOマリンスタジアム

ZOZOPARK HONDA FOOT-BALL AREA

ジェフユナイテッド市原・千葉

ZOZOTOWN×CHIBA
  2018年6月21日より、ZOZOTOWN内に千葉を応援するショップ「ZOZOTOWN×CHIBA」を出店いたしました。当ショップでは、千葉のあらゆる企業や団体(千葉市役所、千葉ロッテマリーンズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、千葉ジェッツふなばし等)とのコラボレーションアイテムを展開していきます。販売アイテムの企画から、各団体と当社の共同で行っており、各団体のプロモーションになることを期待しています。

幕張手当(社内制度)
  幕張の地域活性化を目的とした手当で、指定エリア内に住むスタッフに地域貢献手当として月5万円が支給される社内制度があります。地域にとっては千葉市への納税や近隣の商店、飲食店、サービス店へ還元されること、スタッフにとっては会社の近くに住むことで通勤しやすくなること、また近くに住むスタッフと交流を持ちやすいこと等といったメリットがあります。スタッフの約8割がこの制度を利用しています。

ZOZOコネ(社内制度)
  「ZOZOコネ」とは千葉の飲食店やサービス店等で社員優待が受けられる社内制度です。スタッフがこの制度を利用することで、地域に還元し、また当社が千葉の会社ということをより認知してもらうために開始しました。ご協力店様のご厚意で続けられている制度ですが、当社と地元のお店が支えあい、地域を元気にする一助になることを目指しています。

各種イベントへの協賛・参加
  毎年恒例の花火大会「幕張ビーチフェスタ」への協賛、幕張地域の清掃活動「幕張クリーン」への参加等、地域に根付いたイベントへ積極的に参加しています。


・お客様との関係
  年間約700万人のお客様がZOZOTOWNを利用いただいていており、日々いただくお客様からの声を積極的に取り入れサービス運営をしていくことが重要です。当社のカスタマーサポートセンターは、「お客様と友達になる」をセンター理念として掲げ、困っている友達を助けるのと同じように、全力でお客様をサポートし、お客様が笑顔になれるよう日々努めております。2017年には、HDI-Japan(*1)が定める「HDI 5つ星認証プログラム(*2)」でアパレル業界では初となる最高評価「5つ星認証」を取得しました。当センターの基本方針や戦略、目的やゴールへの意識が高く全般的に高いレベルであること、お客様の抱く疑問に対する協力的な支援や誠実な姿勢、スムーズな問題解決等を高く評価いただけたことが受賞理由です。今後も継続して、より高い品質のお客様対応を心掛けてまいります。
*1:1989年に米国に設立されたITサポートサービスにおける世界最大のメンバーシップ団体。米経済誌フォーチュン・世界企業500社番付にランクインする多数の企業が加盟しており、全世界に100の支部地区会を有しています。日本支部「HDI-Japan」では、数百社の企業が加盟しており、サポートサービスの向上を目指して、企業のお客さま窓口の評価をする「HDI格付けベンチマーク」を行っています。
*2:「HDI五つ星認証プログラム」は、顧客視点で卓越したサービスを提供している「HDI格付けベンチマーク」で三つ星を獲得した企業を対象に、サポートセンターの運営や従業員のマネジメント等を総合的に評価するものであり、内外ともに認められる真のビジネスに貢献できるセンターの証明となります。


・取引先との関係

対ブランド様
  受託販売モデルのビジネスを主軸にしている当社は、多数のブランド様とのお取引があります。ブランド様のブランドイメージ・商品ラインナップ・売上規模等の諸条件を公正に評価し、取引先を選定しております。また、取引開始にあたってブランド様と締結する出店契約等において、供給頂く商品が関連法令に準拠して適切に製造されているものであり、また第三者の権利を不当に害する虞もないものであること、及びブランド様が反社会的勢力と一切の関係性がないことを表明保証頂いております。

対配送業者様
  当社では通販サイト運営に必要不可欠なラストワンマイルの配送業務は完全に外部委託しております。昨今運輸業界では人手不足や荷物の再配達依頼増加等の課題が表面化しておりますが、当社としても課題解決のためにできる限り協力していく考えです。2017年8月にはZOZOTOWNでの注文商品を宅配便ロッカーで受け取ることができる「ロッカー受取り」を注文時に選べるサービスをEC業界で初めて開始しました。お客様の声を受け、より便利なサイトを目指すと共に、再配達依頼の削減につながるのではという期待もありサービス開始に至りました。今後も配送業者様との対話を続け、協働できることを模索してまいります。


・スタッフとの関係
  当社はスタッフを欠かすことのできない将来の成長基盤であると考えています。多様な能力・個性を持った人材が活躍することが企業価値の向上・発展・成長に寄与するものと考え、ダイバーシティ経営を推進しています。また、スタッフ誰もが自分らしく自然に「自事(しごと)」できるよう、個々のライフスタイルに合わせた多様な働き方を応援するような仕組みづくりも行っています。(※当社では「仕事」を「自事」と表記します)

フレキシブルな時短制度
  自事とプライベートをバランスよく充実させるため、育児や介護はもちろん、ペットや同居人等スタッフが「家族」と認識する人や動物のサポートが必要な場合は、1日最大2時間の時短利用が可能です。時短は30分単位から利用できます。

子育てスタッフの支援
  女性社員が全体の約半分を占め、平均年齢約32歳の当社では、産前産後休暇・育児休暇制度を利用しながら働き続けるスタッフが大変多いです。産休・育休は最大で産前14週間前~子供が2歳を迎えるまでの期間で取得が可能です。産休・育休後の復職率(*3)は100%で、これまでに延べ45人(*4)のスタッフがこの制度を利用しています。(2018年6月30日時点)なお、復職後の継続就業率(*5)も98%と非常に高い水準となっています。女性に限らず男性スタッフの利用も含めて、働く子育てスタッフが働きやすい環境づくりに力を入れています。
*3:産後に復職した人数(現在育休中の復職予定者含む)÷在職中に出産した人数で算出
*4:2011年以後集計を開始
*5:復帰後の勤続年数1年以上を基準に算出

働きやすい環境づくり/労働安全衛生
  スタッフが自事をしやすい環境づくりにも力を入れています。例えば、物流倉庫「ZOZOBASE(ゾゾベース)」の休憩室には色とりどりのインテリア家具を備え、倉庫とは思えない明るい空間をつくっています。庫内で働くスタッフが休憩時間をよりリラックスして過ごしてほしい、ファッションの会社で働く上で感性を養ってほしい等の想いを込めています。デスクワークメインのオフィスでは、スタッフ間でのコミュニケーションを円滑にするためデスク間の仕切りをなくしたり、MTGスペースを多く確保したりと、さまざまな工夫を施しています。
  また、当社では、労働者代表およびオブザーバー(産業医)、会社代表が出席する「安全衛生委員会」を毎月開催しています。当委員会では労働災害の発生状況や各拠点の労働環境の報告をし合ったり、スタッフの残業時間や業務量を確認し適正化について話し合ったりと、スタッフ主導で働きやすい環境についての議論を交わしています。

幕張オフィス1

幕張オフィス2

ZOZOBASE休憩室

ガバナンス Governance

・コーポレートガバナンス
  当社は、経営の健全性、透明性、効率性、迅速性を常に意識し、継続的な企業価値の向上及び株主を含めた全てのステークホルダーとの円滑な関係構築を実現することを経営の基本方針とし、その実現のために、取締役会及び監査役会を軸としてコーポレートガバナンスの充実を図っていく所存であります。
  平成27 年6月1日付にて適用開始となりましたコーポレートガバナンス・コードにつきまして、以下のとおり、当社の取り組みについてお知らせいたします。 詳細は下記資料をご参照ください。(平成30年6月26日更新)

コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組みについて

  また、コーポレートガバナンス報告書については下記書類をご参照ください。

コーポレートガバナンス報告書


・内部統制・リスク管理体制
  当社の企業統治の体制は以下の通りとなっております。

  法令違反、社内規程違反、社会的信用を損なう恐れのある行為等を早期に発見し、不祥事を未然に防ぐとともに適切な対処を行うことで、会社に発生しうる損害を最小限に留めるため、内部通報制度を整備しています。通報窓口は、社内・社外の両方に設置し、社外弁護士を利用した外部窓口、経営幹部から独立した監査役会への通報窓口も設けることで組織的な問題に関する通報や匿名での通報も行いやすくし、制度が適切に機能するよう努めています。また、内部通報者および調査協力者が不利益な扱いを受けることがないよう徹底しており、通報受付後はコンプライアンス委員会の管理のもと、通報情報を厳重に管理の上、調査・改善対応を行っています。
  その他、発生しうるリスクを洗い出し、各種リスクの未然防止や不測の事故等が発生した場合において適正な対応を図るため「リスク管理規程」を定める等、組織横断的なリスク管理体制が機能するよう努めております。


・情報セキュリティ
  通販サイト運営を主な事業とする当社は、お客様からお預かりした情報をはじめ、当社が保有する情報資産をあらゆる脅威から保護し、適切なリスク管理を実現する為に情報セキュリティに取り組む事が極めて重要な責務であると認識しております。社会から信頼される企業に相応しいセキュリティ水準の維持のため、「情報セキュリティ基本方針」を制定するとともに、関連規程の社内周知を徹底しております。
  個人情報保護の一環として、当社はJISQ15001:2006に準拠した個人情報保護プログラムを制定し、2007年10月に日本情報処理開発協会(JIPDEC)より個人情報について適切な取り扱いが行われている企業に与えられる『プライバシーマーク』を取得しています。
  システムのセキュリティ状況につきましては、常時個人情報データへのアクセスを監視し、不正なリクエストをブロックする仕組みを実装しております。また、定期的に第三者による外部攻撃からの脆弱性診断を実施しております。なお、セキュリティシステムの強化は随時行っております。社内の個々のシステムにはIDやパスワード、暗号化等の対策を施すことで、内部システムへの不正侵入のリスクを低減しております。
  また、当社では2018年7月より世界72の国・地域にてプライベートブランド「ZOZO」のグローバル展開を開始しました。グローバル展開の対象にはGDPR(EU一般データ保護規則)の適用対象となる国も含まれているため、同規則の遵守が必要となります。当社は、ドイツの現地法人を通じて、同規則に精通した現地弁護士やコンサルティング会社と連携し、個人データの処理および保管に当たり適切な安全管理措置を講じることで、お客様に安心してサービスをご利用いただけるよう対応しております。